カテゴリ:不動産売却動画 / 投稿日付:2024/01/16 17:20
【査定額と売出価格はどう違うの?解説します!】
Aさん
自宅の査定を依頼したら査定価格を提示されたのですが、
この金額で売出ししないといけないのでしょうか?
不動産売却プロ
いいえ、査定価格とは売出価格を決めるにあたって
不動産会社がアドバイスする価格なので、
必ずしも査定価格で売り出す必要はありません。
Aさん
査定価格と売出価格の違いって何ですか?
不動産売却プロ
査定価格は、営業担当者が物件を評価し
周辺の相場などを基に適正と思われる価格を算出した価格です。
次に、売出価格は不動産会社が出した査定価格を基に売主様の希望やご売却の理由、
また、同一マンション内や同一エリア内の売り出し状況を見て相談して決める価格になります。
なるほど、高く売るには高めの売出価格を希望すればいいんですね?
不動産売却プロ
いいえ、査定価格を大きく上回る売出価格で売り出しされると売れるまで長い期間を要し、
結局査定価格を下回る価格でしか売れなかったというケースもありますので、
ご売却のご事情を踏まえて売出価格を決定していただくのが良いかと思います。
Aさん
売却理由によって売出価格も変わってくるんですね。
どのようなパターンがあるんですか?
不動産売却プロ
例えば時間的余裕がある場合、購入希望をゆっくり待つ余裕がありますので、
ご自身が希望する売却希望価格を売出価格としてそのまま設定し、
その価格で購入してくれる買主を待つことも出来ます。
なので極論を言えば査定価格が4,000万円だったとしても
売出価格を5,000万円に設定することも可能です。
ただ査定価格は不動産会社が持つ独自のデーターを踏まえて
プロの目線で分析して算出している価格となりますので、
査定価格からあまりにもかけ離れた売出価格となってしまうと
先程もお伝えしたように、
最終的に査定金額を下回る金額でしか売れないというケースもございます。
そのために時間的余裕がある場合でも
査定価格をベースに不動産会社のアドバイスを踏まえた売出価格を設定することをお勧めします。
Aさん
反対に時間に余裕がない場合、これはどうすればいいですか?
不動産売却プロ
例えば相続税の納付期限が決まってる場合や
住まいの買い替えで購入する物件が先に決まってる場合などは、
売却期間に余裕がないので早期に不動産を売却して現金化しなければなりません。
そのため不動産仲介会社が提示した査定価格を売出価格として設定し、
売却不動産への問い合わせ状況やご内覧いただいた購入検討者の状況を見ながら
段階的に売出価格を下げていく事で売却期限までに間に合わせることが出来ます。
Aさん
どちらも営業担当者とよく相談することが大切ですね。
不動産売却プロ
そうですね。
売却理由は人によって様々でその理由に合わせて売出価格を設定することが大切です。
不動産の市場相場からかけ離れた売出価格に設定してしまうことで、
取引が成立するまでに長期間かかり売却スケジュールが遅れてしまうことや
希望売却価格を大幅に下回った価格での売却になってしまうことは避けなければなりません。
その為にも適正な売却査定価格が提案できる不動産仲介業者選びが重要です。
Aさん
なるほど、わかりました。ありがとうございました。
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