カテゴリ:不動産売却動画 / 投稿日付:2024/05/16 20:56
【借地権付き建物を売却する場合の注意点は?解説します!】
Aさん
相続により借地権付き建物を取得したのですが、売却できるのでしょうか?
不動産売却プロ
結論からお伝えすると売却はできますが、注意が必要です。
Aさん
それは何ですか?
不動産売却プロ
借地権付き建物を売却するなら、地主の承諾をもらう必要があります。
また、承諾をもらうだけでなく、
借地権付き建物を売却する際には承諾料の支払いが必要となります。
Aさん
えっ、承諾料を払わないといけないんですか!?
不動産売却プロ
そうなんです。
理由は、新たな借地権取得者が毎年地代を支払ってくれる保証がないので、
そのリスクに対して支払う必要があります。
承諾料は地主と相談するなどして決めますが、一般的な借地権の価格の5%〜15%程です。
Aさん
わかりました、、、承諾を取ったらどのような流れになりますか?
不動産売却プロ
主な売却方法は2つあります。
①借地権付き建物として売る
②土地所有権とセットで売る
また、こちらは承諾は必要ないですが、土地所有者に売却することもできます。
Aさん
一つ目の「借地権付き建物として売る」とは、どういったものですか?
不動産売却プロ
通常の戸建て住宅などと同じ様に売却する方法です。
不動産会社と媒介契約を結び、借地権付き建物を売却します。
売却活動の時期や販売価格を自分で決めることができる、自由度の高い販売方法です。
Aさん
それだとわかりやすくていいですね。
不動産売却プロ
ただし、土地を合わせて購入できる中古物件などがライバルになるので、
売却額を値下げしなくてはいけない場合が出てきたり、
売却期間が長引くことがあるでしょう。
Aさん
たしかに土地が付いている物件がライバルになると考えると、
すんなり売却とはいかないですよね、、、
不動産売却プロ
そうですね。次に、二つ目の「土地所有権とセットで売却する」です。
まず最初に地主から底地権を購入し、
所有権を完全に取得した上で第三者に売却する方法です。
Aさん
先程の地主に買ってもらうのと逆で、こちらが底地を購入するということですか?
不動産売却プロ
地主を説得し土地と建物をセットで売却できれば、
その土地の所有権を丸ごと売ることになるため、より売りやすくなります。
借地権と建物のセットで売却するよりも所有権を丸ごと販売するため
不動産価値は高くなり、より高値で売却することができます。
Aさん
たしかにこれだと売却がしやすそうですね。
ただ、一時的に底地を購入するために資金が必要になるということですよね?
不動産売却プロ
そうですね、この部分はデメリットになるかもしれないですね。
最後に、「土地所有者に売却する」ですが、これはそのままの意味で
第三者の買主を探すのではなく、地主に建物を買ってもらう方法です。
仲介のように買主を探す必要がないので、
早く売却活動を終えることができるメリットがあります。
Aさん
たしかに、地主に買っていただけたら一番楽かも?
不動産売却プロ
ただ、地主が借地権を取り戻す気がない場合もありますし、
貸しているという立場にあり価格交渉の話がなかなか終わらないという可能性もあります。
地主に話を持ちかけるのは良いと思いますが、
最初からあてにしないようにした方が良いですね。
Aさん
まぁ、そんなうまい話はないですよね、、、
不動産売却プロ
そうですね、借地権付き建物は、通常とは条件が異なる不動産です。
そのため売却しづらいということはあるでしょう。
しかし、借地権であれば土地に関する税金がかからないなどのメリットもあります。
そのようなメリットも生かして売却活動を進めていくといいですよね。
Aさん
たしかにそういう見方もできますね。
不動産売却プロ
売却活動をサポートし、売却に導いてくれるのは不動産会社です。
確実に借地権付き建物を売却したいのであれば、
良い不動産会社を味方につけて売却活動を行うといいと思います。
Aさん
わかりました。ありがとうございます。
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